この仕事をしていて感じる事ですが、一般の人達の盗聴や盗撮に対する関心が、余りにも薄いことです。また、「自分には関係ない」と思ってる人が大変多いことです。
 何度も言いますが、誰でも許可無く買えて、取付けも簡単ということ。特別な知識や技術はいらない、トランシーバーが使える人なら子供でも出来るということです。
 この事をいかに素直に受け入れるかという事です。今も、誰かがあなたの事を知るのに、自分の目や耳の代わりに盗聴器や盗撮器を取付けているかも知れません。まずは、意識を変えるだけで、効果大です。
 
   
   
   
 盗聴盗撮を早期発見するためにはその兆候に敏感になることが肝要です。次のことに気を付けてください。
 
    〇 テレビやラジオのノイズに気をつける。

 無線式の盗聴器や盗撮カメラが、仕掛けられた場合、テレビの画面に横じまが入ったりラジオに雑音が入ったりすることがある。
 盗聴器が、テレビやラジオの近くにあると電波が回り込んでノイズを発生させるわけです。
 
   
   
       
 

〇電話のノイズに気をつける

 [ザー]や[カチャカチャ]というノイズはよく聞くので分かりにくいが、プチッとかカチとかスイッチが入るような音、これは仕掛けられている可能性があるので要注意です。ほとんどの盗聴器はしゃべり声やそこそこの音を感知して作動するため疑う必要があります。

 
   
       
  〇電話や電気機器の機材周辺の変化に注意

 例えば、コンセントの下にほこりが落ちていないか。削りくずのようなものが、落ちていないか。保安器のほこりが、とれていないか。
 付けた覚えのない二又・三叉のコンセントが付いていないか。蛍光灯や電機の明かりが急に暗い気がしないか。
 
 
 
     
   
     
 
   「情緒不安定の人」や「疎外感にかられていたり」と精神的に弱っている人は、周囲の人の目や会話に対して過度に神経質になる傾向があります。こんな時に最近、テレビや雑誌等で頻繁に関連ニュースが報道されると「ひょっとして」と思い始めると気になってしょうがない状況になるようです。絶対に聞かれているとか、見られていると被害妄想を繰り返しノイローゼに陥るようです。

 現に我々の経験の中で、何度調査しても盗聴・盗撮の兆候も全く無く、当然発見される訳もないのに何度も、調査以来をしてきた人がいました。
 最後は、依頼人に対して精神科に行くことをお薦めし診断を受けていただきました。我々のデータでは、調査回数に対して現実に盗聴・盗撮器が、発見される確立は20%〜30%位のものです。

 全てではありませんが、後はほとんどの場合気になりすぎての妄想と考えられます。このような事にならないようにするため、盗聴・盗撮に対する正しい知識を身に付け何が盗聴・盗撮の兆候で、何がそうでないのかをしっかり理解すれば、不必要な恐怖心を抱くような事はなくなるはずです。
 
 
     
   
     
 
   調査依頼が一番ですが、費用の点や調査まではという時は、とりあえず電波が出てる出てないだけのチェックが出来る盗聴電波発見器なるものをお薦めします。
 電気街やホームセンター、専門誌などで販売されていますので、まず、これで電波の有無を確認し、どうも電波が出ているようなら、まず取付けられそうな所にそのレシーバーを近づけチェックしてみます。単純な盗聴なら発見可能です。
 

 
   金額は2〜5000円程度です。ただし、携帯電話やコードレスフォンなどの電波も拾いますのであくまで簡易的な物だとご理解ください。